2012/03/24

ロクシーからの手紙

今回ロクシーを日本に呼ぶきっかけになったのは、ロクシーのスリランカでの働きを少しでも支援できないか、ということでした。ロクシーはスリランカでは渡航費を含めてすべて持ち出しでNVCを教えます。アジアに来るついでに日本に寄ってもらって、私たちはNVCを学ぶ機会を得て、同時に渡航費の半分と彼女の生活への貢献をさせてもらおう、というコンセプトです。
ロクシーのHPに、スリランカでの働きの意義、それへの支援要請、そして、去年の日本での経験などが書いてあるページを見つけました。 写真もありますので、ぜひ見てみてください。
下に、荒く訳したものをつけておきます。ロクシーのNVCを通して平和といやしに貢献したい、という情熱や、NVC独特のお金やリクエストに関する考え方(お金は手段。リクエストは贈り物☆)に触れてみてください。

---------------------☆---------☆---------☆-------------------
2011年 12月6日
私のスリランカ行きのサポートをお願いする手紙

親愛なる友人たちへ
私は、2月2日~12日にスリランカで行われる非暴力コミュニケーション(NVC)リトリートを指導しに来てくれるよう招かれています。サポートをお願いするのはとても恐縮ですが、力を貸していただければ、私はこの仕事(スリランカの人々が内戦後の社会を自分たちが望むものにできるように手伝うこと)の意義を深く信じているので、きっと実現できると思っています。

2週間のスリランカ滞在費、渡航費などに必要な3000ドルを目標に寄付を募っています。渡航費に充てるマイルを譲ってくださる場合は12月14日までにご連絡ください。お金だけでなく、どんなお力添えも歓迎です。

物質的に援助してくださるか否かに拘わらず、もし私の仕事や夢があなたに響いたなら、そのことを教えてください。自分の仕事の大切さを共有する仲間がいると知ることは、とても励みになります。どんな小さな金額のご寄付も本当に感謝して受け取りたいと思います。目標金額まであとどのくらいか、スリランカでの仕事がどうなっているか、私のウェブサイトでご報告しますので、時々チェックしてご覧下さい。

もし、今すぐにご寄付いただけるのであれば、このリンクからPayPalを使ってお送りいただけます。
https://www.paypal.com/cgi-bin/webscr?cmd=_s-xclick&hosted_button_id=7VNGTMCTTSU5C

あなたからのどんな物質的又は気持ちでの応援も、私のスリランカでの働きをシェアしたいという私の願いを叶えます。下に、私が最近取り組んでいることやスリランカとの関わりについて書きましたので、ご興味があればお読み下さい。

感謝を持って、ロクシー


最近やっていること・・・

ご存知の通り、私は意義ある方法での社会変革を支援することに情熱を持っています。2003年にNVCと出会ってから、平和、つながり、いやしのための支援を自分の仕事の中心にしてきました。特に力を入れているのは、そのような支援が得られない/得にくいコミュニティーで働くことです。地域にNVCトレーナーが居なかったり、そのような活動に使える資金がなかったり・・・。私たちが見たい変化をもたらすために、そのようなコミュニティーには自分の仕事を無償提供することもしばしばです。

 

今年(2011年)は、地震と津波のわずか5週間後、まだ放射能の恐れが高かった時期に日本へ行きました。NVCを教え、NVCコミュニティーを支えるためです。共に話を聞き合う機会を得て、支援といやしに貢献できたと思います。信じられない痛みや災害後におこった変化について話してくれましたが、多くの参加者は、あとで私に「この人生の転機である出来事について話せたのは、今日が初めてです。」と打ち明けてくれました。よく覚えているのは、一人の女性が死に向き合い、自分の世界に深い意味を求めて、仕事を辞めて持続可能な農業運動支援に集中することにしたこと。そのような人生の大変化に当っても、今現在経験している深い恐れを表立って認めてはこなかったこと。また別の夕方、練習会を指導していると小さな地震があり、会場の古い日本家屋の壁が揺れました。みんなは一瞬動きを止めましたが揺れが収まるとすぐ下を向いて練習を再開しました。私がそれを止めてだれか怖かった人は居ないかと尋ねると、一人の女性が泣き出しました。震源地の近くに住む年老いたご両親のことが心配だったのです。グループの助けを借りて、彼女の恐れは無視されるのではなく認められ、ご両親の安否を確認する方法を見つけることができました。私は日本で、NVCによって、人々が経験したトラウマを認めていやしが始まる安全な場をつくることができたのです。

日本でやった様に、危機の只中にある人々と直接働くことこそが、私を成長させてくれます。この仕事はまだ本当に自分の生活を支えることはできていませんが、アメリカのそして海外の同胞を支援する機会が与えられていることに感謝しています。私がNVCを分かち合うのはレイプや性的虐待を受けた女性たち。彼女たちは、私がその痛みに立会い、いやしを助けることができると知っています。また、学歴や肌の色、貧困のゆえに低くされ屈辱の人生を送っていた人々にNVCを伝えてその屈辱を変容させます。また自分の幼少期の教訓を越えて、愛を知り、愛を広げることのできる子どもを育てる方法を探している親御さんたちと働きます。私はどうしてもこの仕事を続けたいと願い、あなたの助けをお願いしているのです。

スリランカでの働きについて

スリランカで私を呼んでくれているのは、サンディ・インスティテュートというNPO機関です。彼らは民族間の武力衝突が終わるのを助け、スリランカの人々が互いに尊敬しあう平和な関係の中で暮らせるように活動しています。活動は非暴力コミュニケーションの教えに基づいたものです。サンディ・インスティテュートの創始者で会長のジャヤンティ・シバはNVCのリーダーシップ・プログラムの2002年の卒業生です。

サンディ・インスティテュートは10日間の集中トレーニングを企画して、西欧からの参加者に加えて多くのスリランカ人が参加できるように募金を募りました。昨年の参加者のうち30人は若いスリランカ人平和活動家でした。資金のない人でも参加しやすくするために、このリトリートのトレーナー達はみな自分の時間は無償で提供する他、旅費も自分で賄うことに同意しています。そうすることで、このトレーニングで得られるお金は、すべて現地の平和のために働いている人たち(彼らの収入は、スリランカの平均年収である2500ドルにも満たないのです)を、このプログラムに招くことに使えるのです。

下に以前私がLPで教えたスリランカ出身の生徒で、今回のリトリートの運営チームの一人が書いてくれた手紙をつけます。(和訳はありません)彼女がLPで私から得たサポートの経験、そして私がスリランカに貢献できるという彼女の信頼が今回の招聘につながったということに感動しています。どうぞ私がスリランカに行ってこの大事な仕事をできるようにご支援下さい。

繰り返しになりますが、今回金銭的なご協力をいただけなくても、私の働きについて知ることが何らかの形であなたの心を動かしたかどうかを伝えてくださるだけで、私はこの仕事を続けるエネルギーを得ることができますし、励まされます。
ご協力をお願いするのは、未だに自分にとってとても難しいことです。お願いするという行為、私が何をしているかをお伝えする行為が、あなたにとって意味があったとお聞きすることができれば、私のお願いが貢献でもあるのだ、と信じることができるのです。

ワクワクと希望をもって

ロクシー

0 件のコメント: